「しりとりで人生が変わればいいのに、、、」なぁんつって。
そんな奇跡を待ちながら、ヒマのお供のもじ遊び。
しりとりしてたら、なんだか世界が広がったなぁ、
心からそう思えるような体験を提供いたします。
うっそーん。

第七回(2013-05-08)
リスクマネジメント
 

サッカー日本代表の試合終了後、
インタビュアーがとある選手にマイクを向けた。
劇的な逆転勝利をもぎ取った後で、
選手は普段のインタビューに比べて、いくらか興奮しているように
僕の目には映った。
彼の口から流れ出る
勝利の喜びと客観的な課題とが入り交じった言葉の中で、
あるワードだけがフワフワと宙に浮いていた。

 

『リスクマネジメントが・・・』。

 

90分間の激闘を終え、
汗と汚れにまみれたユニフォームに身をまとった、
爽やかな青年の口から出た言葉とは思えなかった。
違和感のなかに嫌悪感が少し忍び込んだような。

 

一言で言えば、気取ってんじゃねーよ! ということである。

 

そうなのです!
だいたい『リスクマネジメントが・・・』なんて口にするヤツは、
いちいち気取ったヤツに違いないのだ。
そんなヤツらが揃いも揃って、
ベンツをメルセデスと呼んだり、
ベートーベンをルートヴィヒと呼んだり、
みのもんたをみのりかわと呼んだりするのだ。

 

だいたい、なんだ! 『リスクマネジメント』って!
意味が分かるようで分からないぞ!
今日の日記は、怒りの日記である。

 
 

というわけで、『リスクマネジメント』について調べ、その内容を以下に記してみた。

 
 


リスクマネジメントとは、
リスクをオーガナイズドにマネジメントし、
ハザードやロスをアボイドもしくは
リデュースするプロセスのことをいう。
ヴァリアスなハザードによる
アンフォシーンなダメージに コンマ
ミニマムなコストでエフェクティブにトリートするための
アドミニストレーションアプローチである ピリオド
(出典:Wikipedia

 
 

やっぱり気取っている。
このワードのディスクリプション自体が気取っているのである。

 
 

僕は、あのサッカー中継を観た日から、
あることを考え込むあまりなかなか寝れていない。
「お前さ、この失敗何回目だよ!
 もっとリスクマネジメントしろよ!」
これでは、“リスクマネジメントと言いたい感”がモロに出てしまう。
もう少し自然に『リスクマネジメント』と
発せられる状況はないものだろうか。

 

そこでミーはシンクしてみた。
ナチュラルにリスクマネジメントとセイできるパターンを。
それがコチラ。

 

①「良いよねぇ・・・リスクマネジメントって・・・」
どうだろう。少し良くなってきたと感じないだろうか?

 

②「あれ? どこに置いたっけ? リスクマネジメント・・・」
かなり自然だ。
思わず一緒になって、リスクマネジメントを探してしまう。

 

③「すいませ〜ん。リスクマネジメントいますか?」
完璧だ。ここまでくると、もはや誰も
リスクマネジメントのことを言っていると思わなくなる。
そうなればしめたものだ。

 

というわけで、このパターンを身に付ければ、
いつでも自然な「リスクマネジメント」を繰り出すことができるのだ。

 

そこで、青い服着たサッカー坊主に告ぐ!
今度の代表戦でのインタビューの時は、
こちらを是非とも使ってみてほしい。
大丈夫。君たちなら、ちゃんと言えるよ。
もし失敗しても、僕がリスクマネジメントをしてるからさ。

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