「しりとりで人生が変わればいいのに、、、」なぁんつって。
そんな奇跡を待ちながら、ヒマのお供のもじ遊び。
しりとりしてたら、なんだか世界が広がったなぁ、
心からそう思えるような体験を提供いたします。
うっそーん。

第一回(2013-02-05)
ビッグバン
 

ビッグバン。
この目的の見えない意味不明な企画の記念すべき第一夜に、
選ばれたのがこの単語。
いきなり「ん」で終わる単語からスタートするのは何とも心が痛い。
だが、それはご愛嬌。ルールの範囲内である。

ということで、ビッグバンである。
1946年、ガモフは
「初期の宇宙は超高密度かつ超高温の小さな火の玉だった」
という説を唱えた。これがビッグバン宇宙論である。
宇宙誕生の瞬間という宇宙一大きく高尚な問題に対して
『ビッグバン』とネーミングしてしまうセンス。
脱帽である。なんとも庶民的。
相対性理論だとかブレーン宇宙論だとか量子重力理論だとか、
そういう言葉を並べられてもさっぱりなのだが、
『ビッグバン』と言われると、”ああ、あれね”と
やんわりと把握したような感覚(ほとんどが錯覚)を抱く。
この語は、ガモフの説に異を唱える他の学者たちによって、
皮肉を込めて呼ばれた言葉だそうだ。
気の毒なことに、それがそのまんま理論の名前になっている。
変えりゃあいいのに。
あるときテレビを見ていたら、TRFのダンサーSAMの名前が
「寒がり」に由来している、ということを知った。
その時も全く同じことを思った。
この人は、これで納得しているのか、と。

いまから約137億年前、宇宙は小さな点であった。
それはもう小さい小さい点だった。アリよりもミジンコよりも、
エマニエル坊やよりも小さい。
もちろん加護ちゃんや辻ちゃんや矢口よりも小さい。
ちなみにもう一人のミニモニ。の元メンバー(ミカというらしい)は
現在、音楽家である父親とライブ活動等を共にしながら、
イルカ漁への反対運動に勤しんでいるという。
ミニモニ。の誰よりも小さいこの点に、宇宙のすべてが詰まっていた。
なんともロマンチックなことだろうか。
地球や太陽や、それよりも大きなチェ・ホンマンでさえ
例外ではないのである。
この宇宙のはじめの小さな点は、
生まれてから0,000000000000000000・・・1秒後に0,000000・・・1cmに、
つまり生まれてすぐに大きくなって、その後0,00000・・・
まあいいや。
生まれた瞬間から急に膨張しだしたのである。
そしてその膨張が終わる頃に大量の熱が発生し火の玉宇宙となり、
そこからはゆっくりと膨張を続けいまの宇宙の大きさとなった。
この火の玉宇宙の誕生こそが『ビッグバン』である。
ちなみにビッグバン以前の急膨張をインフレーションと呼ぶ。
これをインフレーション理論と名付けたグースのネーミングセンスを
『ビッグバン理論』は見習うべきである。
『インフレーション理論』と言うと(聞くと)、
なんだか親しみやすさとスタイリッシュさを兼ね備えた感があるが、
『ビッグバン理論』はねぇ。。。
宇宙は遥か昔に小さな点として誕生し、
その瞬間からインフレーション、ビッグバンを経て
137億年後の現在に至る。
かなりざっくり言うと宇宙はこんな感じでできてきたらしい。
じゃあ小さな点の宇宙が生まれる前はどうだったんだよ!
どうやってできたんだよ! みたいなことになってしまう(僕が)。
それを調べてみようとすると量子論とか
そういった部分までいかなければいけないので、
それはちょっと・・・いまはちょっと・・・って感じである。
漫画「はじめの一歩」で、一歩のライバルである伊達が
世界戦でリカルド・マルチネスに敗れた直後、一歩が伊達の息子に、
仇を討ってくれるよう頼まれるシーンがあるのだが、
そこで一歩は「いまの僕には無理だ」と言って立ち去ってしまう。
そんな一歩を蔑む伊達の息子に、伊達の妻は
「バカね、“いまの”って言ったのよ」と告げたのである。

さあ、話を戻す。
量子論は、今の僕には無理だ、というよりやる気がない。
やる気が舞い降りてくるまで無理はしない。
なので将来的に量子論まで踏み込むかはわからないが、
とりあえずそういうことにしておこう(どういうことかは不明)。

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