実は彼、見ています。
見ていないフリをしていても、実はいろんなところを見ています。
見ていないからいいかなと思って、店内でフットサルでもはじめようものなら、
すぐに笛が吹かれてイエローカードを提示されます。
二度警告(イエローカード)を受けると、退店しなければなりません。
店内では、フットサルはしないようにしましょう。

ただ、
「どうしても店内でフットサルがやりたいんだ!」
という場合には、仕方ありません。
湧田くんの目を盗んでやるしかありません。
そのためには、湧田くんの目がどこについているかを知らなければなりません。
いまのところわかっている範囲でお教えしますので、
しっかりと頭に入れておいてください。

まずは、下の写真を見てください。

おわかりですか?
まず、顔の正面にデカデカと眼球が飛び出ていますね?
あれで、360度見渡せています。
だから、フットサルがしたいなら、
壁の後ろに隠れたりして、死角をつくらなければなりません。

ちなみに、ページの一番上にある写真。
それに映っている湧田君は、後頭部を我々に見せています。
笑顔でコチラを向いているように見えますが、あれは模様なんですね。
あの笑顔にウッカリ警戒心を解いてしまわないように、注意したいところです。

うまく死角をつくり出せば、フットサルもできるようになります。
ですが、湧田君も黙って死角をつくらせておくはずはありません。
彼は、死角になる場所に、とんでもない刺客を送り込んできます。

下の写真を見てください。

小さく映っている米粒のようなもの。
これは、彼の分身です。しっかり顔もあるでしょう?
これで、彼はどんな隙間にも入り込めるのです。
チャーハンを注文して、米粒を一つずつじっくり見てみると、
すべての粒に湧田くんの顔が見えます。
チャーハンを頼んでしまったら最後、湧田くんの監視がはじまるのです。
フットサルをしたいのなら、絶対にチャーハンは避けるべきでしょう。

おわかりいただけましたか?
彼は、「見ている」ということを。
彼の見ているところで、悪いことはできませんよ。
彼の恐ろしさを、あなたは知らない方がいい。

(つづく。かな?)