いつも、何度でも、チョコ泥棒。

 劇団なのに、劇団とは関係がなくて劇団らしくもない活動を好む劇団、「チョコ泥棒」。
 そんな僕らが生みだした渾身の名作たちを惜しげもなく、ときに惜しみながら披露する場として、このWebサイト「チョコ泥棒の、ちゃいろい巣窟。」は静かに、脆く、存在しております。
みんな見てくれると嬉しいなぁ。

メンバー紹介

志喜屋 孝将《代表(あだ名)》

– TAKAMASA SHIKIYA –

《学校》 沖縄県立コザ高校 → 鹿児島国際大学
《趣味》 仕事をサボってのゴルフ
《特技》 理由もなく仕事を早めに切り上げること
《特徴》 容姿(デブ、メガネ)

『俺にはビジョンなど描けない!』
そう豪語する彼は、もちろん劇作も演出もしない。
できるのは、他のメンバーに言われたことを只々遂行することだけ。いや、彼は、言われたことすら遂行しない男である。華々しい程に期待に応えない。
連絡係でもある彼は、滅多にメンバーに連絡事項を回さない。代わりに、それらの業務も他のメンバーが担当しているという現実。
そんな彼の唯一の仕事は、みんなの分のジュースを買ってくること。
『俺にはこれしかできないから』
引退の流れに抗うアスリートであれば美学や趣が溢れる言葉も、彼が言うと情けなさが前面に顔を出す。
そんな男が代表であるのだから、チョコ泥棒の前途が思いやられるわけである。

喜久山 徹《詩人・コメンテーター》

– TORU KIKUYAMA –

《学校》 沖縄県立コザ高校 → 南九州大学
《趣味》 ギャンブル
《特技》 のぼせ上がる
《特徴》 容姿(ボコボコ ※特に顔面)

『性格悪いが顔は良い』。
彼はいつも、自身のことをこう評する。だが、そんなことはない。
彼の性格は悪い、それは確かだ。しかし彼は、顔もそれほど良くはないのだ。
驚いたことに、彼は周囲の人間にその事実を告げられても、頑に信じない。そんな声は寄せ付けない。人の声にははなから聞く耳を持たない、自分が一番偉い、そういう人間なのだ。やはり彼の性格の悪さは折り紙付きだ。
そんな彼にも、共に劇団を組む友人がいた。これは奇跡に近い。しかしこの奇跡には汚れが目立つ。その友人は2名とも、意欲と責任と一貫性の欠如した、どうしようもない人間なのだ。
そんな小さな人間達が奏でるアンサンブル、劇団チョコ泥棒。一体、どうなることやら・・・。

兼島 拓也《脚本・演出・雑用・主宰いちおう

– TAKUYA KANESHIMA –

《学校》 沖縄県立コザ高校 → 沖縄国際大学
《趣味》 他人の粗を探すこと
《特技》 好青年を演じること
《特徴》 容姿(中肉中背)

『可もなく不可もなく』
これが彼という男を要約した言葉である。社交性は乏しく、かつ内省深くもない。
どこにいってもその場しのぎな言動に終始し、それ故、何のためらいもなく自らの意見を変える、という術を身に付けている。
最近では、一貫性が欠如した自身を肯定的に捉える、という禁固刑を喰らいかねない危険思想を抱いている。
こう書くと、もはや彼には『不可』しかない。『可はなく不可しかなく』である。
ちなみに、この文章は彼自身が書いているのだが、たとえ彼のことを嫌っている人間であっても、ここまで露骨に嫌悪を表現はしないのでないだろうか。それはつまり、愛情の裏返し。
つくづく、自分のことが大好きな男である。